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日本の知的財産制度の始まりについて
2025年04月24日
こんにちは。今日は東京もすっかり春めいて、過ごしやすい気候ですね。
大型連休も近く、弊社内はどこの部署も忙しそうに賑わっています。

さて、前回に続き、大河ドラマネタですが、先週は平賀源内が残念ながら獄死してしまいましたね。
平賀源内は、発明家としても活躍していました。
大河ドラマの中の設定では、平賀源内が修理したエレキテル(静電気発生装置)の図面を弟子に盗まれ、その弟子が作ったエレキテルが粗悪品で、その結果、エレキテルの評判は大きく損なわれ、さらには源内自身の評価まで下がってしまうという展開でした。
源内が盗まれたのは、発明図面ではなく修理図面でしたが、平賀源内のいた時代に、知的財産制度があれば、今回のような悲しい結末は避けられたかもしれないと思うといたたまれませんね。

あとで調べてみましたが、この時代に、ヨーロッパには既に発明者の権利を保護する制度が確立していたようですが、日本で知的財産制度が導入されたのは、それからさらに100年以上後の明治維新を経てのことでした。

平賀源内が亡くなったのが1780年、日本の専売特許条例が公布されたのが1885年、今が2025年ですので、こうしてみると、日本の知的財産制度はまだ歴史が浅く、江戸時代がそれほど昔のことではないように思えてきます。もし平賀源内が現代に生きていたなら、エネルギー技術やAI、バイオテクノロジーを駆使して、さらに斬新な発明を生み出していたかもしれません。もしかすると、まったく新しい分野で驚くような発明をしていたかもしれませんね。私たちも源内さんのような柔軟な発想を持ち続け、新たな革新を生み出していきたいですね!

最期に、5月21日(水)から開催される、人とくるまノテクノロジー展2025 YOKOHAMAに、弊社も出展予定で、絶賛準備中です!ぜひご来場ください!
日本の知的財産制度の始まりについて


参照サイト:人とくるまのテクノロジー展2025