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Home採用情報先輩社員インタビュー → 知的財産本部 特許調査グループ S.Mさん
採用情報

先輩社員インタビュー

知的財産本部 外国出願グループS.M

【氏名】S.M

【部署】知的財産本部 特許調査グループ

【出身】上智大学
    理工学部電気電子工学科 卒

これが私の仕事

ズバリ、特許調査をしています。
今ではごく一般的になった検索エンジン。自分が知りたいことに関連すると思うキーワードを入力し、検索ボタンをクリックするだけで、キーワードに合致する情報をコンピュータが抽出してくれます。検索結果の中から、自分が求めるものに近い情報を探し出します。
特許調査も基本的にはこれと同じです。
依頼を受けた調査の種類に応じて、検索式を立案、調査母集団を特定し、特許文献を読み込み。適切な資料を探し出し、報告書にまとめます。調査フローは時に何度も戻ったりやり直したり。限られた時間と料金の中でいかにいい資料を見つけ出すか。効率化が求められます。検索自体は機械がやってくれますが、検索結果の中から膨大な件数の特許文献を読み込み、クライアントが求める文献を探し出すのは結局、人間の仕事、いわば手作業。細かいことに気が付く緻密さ、諦めずに探し続ける忍耐力、国語力(読解力)、サーチセンス、特許センス等、様々な要素を必要とする仕事です。

仕事で一番うれしかったこと

「また次も○○さんでお願いします」と調査担当の指名をもらうことです。
毎回「いい資料が見つけられるだろうか」という緊張とプレッシャーの連続。それでもクライアントに報告書を納品し、単発で終わることなく、継続的に仕事をいただけることがやりがいに繋がります。
また、自分が見つけた資料が証拠としてどこかの審判や裁判で使われているのだと考えたら、微力なりとも技術進歩に貢献しているのだなあと嬉しくなります。

この会社を選んだ理由

サーチャーの仕事は特に理系女子に向いている仕事です。それはなぜか?
特許調査は、(1)女性ならではの細やかな視点や緻密さを要するものであること、(2)パソコンとネット環境さえあればいつでもどこでもできる仕事であること、(3)理系の素質のみならず、文系の素質(語学力、文章読解力、文章作成能力)も必要であること。
私自身、メーカー在籍時、女性エンジニアがほとんどいない中で、男性と同様に長時間の残業や休日出勤を続けたために体調を崩してしまい、結果、転職することとなりました。
そこで自分にも無理なく続けられる理系の仕事はあるだろうか?と考えた時に特許の仕事にたどり着いたのです。

これまでのキャリア

大学卒業後、電機メーカーでエンジニアとしてハードウェア(主に電気回路)の開発設計に従事。その後、法律特許事務所で特許出願明細書作成、中間処理の他、審判・裁判実務にも携わる。この時に関わった特許調査をきっかけにサーチャーになることを志し、IPAに入社。特許調査を担当。

先輩からの就職活動アドバイス!

特許調査の仕事は、実際に社会に出て、企業に勤めたり、研究開発に携わってみないと、その重要性を理解しづらいものです。学生時代から「特許調査をしたい」と志す人は少ないのではないかと思います。だからこそ、みんな一からのスタート!今までどんな研究をしてきたか、どんな勉強をしてきたかは関係ありません。これまでに学んできたこと、どんなことでも、あなた次第で自分の強みにして特許調査に生かすことが出来ます。特に、意欲的に様々な新しい技術を学ぼうとする姿勢を持つ方は大歓迎。

大半の働く女性は、結婚・出産を機に仕事を辞めるかどうかの選択を迫られます。しかしサーチャーはその点、気にする必要がありません。パソコンとネット環境さえあれば、いつでもどこでも仕事が出来るからです。結婚・出産後も仕事を辞めずにキャリアを維持できるのは素晴らしいことです。実力があれば将来独立することも可能です。その第一ステップとしてまずは弊社でサーチャーとして働き、特許調査の面白さを体験してみませんか?