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特許庁・審判廷 見学会2015 特許庁130周年
2015年10月02日
サービス情報
特許庁の役割や産業財産権制度について理解をより深めるために、東京の霞が関にある特許庁主催の「特許庁・審判廷 見学会」に参加してきました。

特許庁の役割、特許(意匠/商標)審査・審判制度、大審判廷、特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)を使っての出願情報の閲覧について特許庁職員の方にご説明を受けてきました。

大審判廷は特許庁の16階にあり、大審判廷の見学では、審判長席、審判官席、審判書記官などの座席に、参加した弊社スタッフが本番同様の法服をまとって着座させていただきました。

利害関係を有する当事者系の無効審判では、審判官と当事者との口頭審理で審理が行なわれ、原告・被告はお互いに活発に議論するようです。審判は審理の公平性を担保するために3名~5名の審判官の合議体で行なわれるようです。

現在の特許法の前身である「専売特許条例」が初代特許庁長官を務めた高橋是清(後の第20代内閣総理大臣)によって公布された日が、1885年(明治18年)4月18日(現在この日を「発明の日」としています)であります。
今年(2015年)で、この専売特許条例(現行の特許法)が制定されてから130年目にあたり、日本に特許制度が導入されてから130年目を迎える節目の年だったようです。

1885年に日本に特許制度が導入されてから現在までに約520万件の特許が生み出されたそうです。商標制度は、その1年前の1884年に導入され、商標権は更新制度を採用しており現在は約180万件の商標が登録されているようです。

日本の多くの発明者や研究者の方々が知恵を絞って研究を行い、特許・商標を生み出し、私たちの生活を便利にしている。特許制度が、日本人の技術を支え経済成長をもたらす重要な役割を果たしていることに、今もって深く考えさせられました。

特許庁130周年の節目のタイミングに、私どもは特許庁見学に行くことができ大変光栄で勉強になりました。
特許庁・審判廷 見学会2015 特許庁130周年