「知的財産プロフェッショナル」集団

特許庁によれば、
特許庁は、最新の統計情報及び政策の成果を掲載した「特許庁ステータスレポート2017」を取りまとめました。特に、2016年に日本国特許庁が受理した国際出願件数は、44,495件と過去最高を更新しました。

世界がスピードを上げて変革する中、各企業は、競争力を高めるために、事業の選択と集中、そして海外展開を進めており、知的財産戦略も高度化・グローバル化しています。
このような状況を反映して、2016年の日本における特許出願件数は318,381件と、近年漸減傾向である一方、出願年別に見た特許登録率（特許出願件数に対する特許登録件数の割合）は増加傾向にあり、知的財産戦略において量から質への転換が進んでいると言えます（図1、図2）。

また、意匠・商標について見ると、2016年の日本における意匠登録出願件数は30,879件、商標登録出願件数は161,859件であり、いずれも前年より増加しておりました（図3、図4）。

国際的な出願動向についても、2016年に日本国特許庁が受理したPCT国際出願件数は44,495件、2015年に世界全体で出願された特許出願件数は2,889千件といずれも過去最高を記録しました（図5、図6）。